ストーリーに出てくるアクセサリーの道具

３びきのこぶたは誰もが知る童話。わらのおうち、木のおうち、レンガのおうち。それらを建てるための小道具として木を切るのこぎりやハンマーも登場してきます。ハンマー痕を指輪に着けながら、子供のおはなしに思いをはせながら。
いっすんぼうしの打ち出の小槌もハンマーですね。
金づちと玄能という呼び方があります。
金槌というのは関西の大工さんで、関東の大工さんは玄能とよぶのだそうです。
道具の呼び方も地方によって異なるなんておもしろいですね。

関西地方の好みと関東の好みを比較してみると興味深い違いがみえてきます。
関西は派手、関東は地味。
結婚指輪の幅にも顕著に現れます。ごつい関西、華奢な関東。
関西圏のかたの好みは幅8ｍｍや10ｍｍといった、関節ひとつ隠してしまうくらい太いリング。おおぶりで、人に自慢できるようなリングが好き。
関東エリアの方は、どちらかというと、目立たず奇をてらわないけれど、隠れたところにひとひねりする。
内側の細工を、人には見えないところに凝って彫刻を施すとか、二人のイニシャルを合わせ文字で彫るとか、合体して初めて一つの文字として読めるといった、隠しワザが効いた結婚指輪などが人気です。

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