なにかあたらしいものと少数派と多数派

ひとが持っていない、それでちょっと先をいっていたいという心理からなのか、広く一般に浸透してしまったらさいご、もうそれは目新しさを失ってしまう。

あたらしいとはなんだろう。マイナーとメジャーの違い?


新しくないとは。

つまり、デザインは見られることで消費され、見慣れることで古くなる。
結婚指輪のデザインはどうかというと、つねにどんな時代も王道がつらぬかれていて、目新しさに人々が飛び付くというより、ふつうが一番なのかとも思われる。
ところが、このごろチタンという目新しい素材が眼をひいて、
チタンの結婚指輪というのが脚光をあびているらしい。
指輪が完成したという知らせが届いた。
待ちに待ったオーダーした指輪が。
さっそく取りにいくスケジュールを見てみる。
なかなか原宿まで足を運ぶ時間がない。
お店からは、完成の写真がメールで届いていた。
写真といえば、もう写真屋さんで現像して紙焼きするというのは
残っているのだろうか。最近友達との写真を撮ってたら
それを好きなだけ焼き増しできるようにネット上で選べるようになっていて、
アップロードされた写真はログインした人しか見られないように
セキュリティもかかっている。そんないい時代になったのだと思う。
ブラックチタンの結婚指輪がいい。だってまだまだ少数派。