いつもの11号と同じサイズのはずがきつい指輪

今までずっと11号だったので、同じ11号でオーダーメイドで出来上がった指輪がきつい。何故だろうと感じたこと、ありませんか?

ノギスで内径を測ったらどうも少し小さいと思い込むケースがありますが、どのような指輪をはめても私の指は11号が一番ちょうど良いに決まっているから測らなくてもわかっていると、思い込んでしまうのは危険なことです。

ノギスでの内径の測定で号数を判別するのはプロでも簡単ではありません。

指輪の場合、輪の直径を0.33mmそ精度で正確に測れたとしてもそれが果たして正しいとは限らないのです。

 

指輪の号数はリング幅が変われば違う着け心地になるからです。

幅が広ければ11号でも圧迫されるし、幅が細い華奢な指輪ならゆるく感じるのです。指輪の着け心地というのは、指輪がどれだけ指に触っているか、感触できめられるからです。

常に11号なら間違い無いと思い込むと窮屈なリングが出来てしまいますので要注意です。

幅だけでなく、材質感もサイズに影響しますし、ひねりのあるようなU字型のリングも同じ号数がちょうどよく感じるとは限らないのです。

指輪の形と指の筋肉のつき方や関節によっても着け心地はいろいろなのです。

同じ11号ででサイズが間違っているとか、指が間違っているといったことではなく、それぞれのシチュエーションに応じて臨機応変に対応して微調整してもらえる工房ならより良い快適なものを提供してもらえるでしょう。